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北朝鮮ミサイル発射その後(4)
以前に書いたこととやや重複するが、あえて記す。 北朝鮮は、核実験もやった。ミサイルも撃った。今回のミサイル発射を日本はじめ国連が安保理の議長声明という形で非難すると、「6か国協議はヤメだ! 核開発も再開する!」と捨てゼリフを残して、北朝鮮は孤立の道をさらに深めようとしていると見える。なぜなのか。 一言でいえば、北朝鮮は孤立したくない。アメリカになんとか振り向いてほしい、話し相手になってほしい。だから、駄々をこね、悪さを繰り返し、気を引こうとしているのだ。 「瀬戸際外交」と呼ばれるが、同じように危機を煽る手を、北朝鮮は1993~94年の朝鮮半島危機のときも使った。このときは米クリントン大統領を相手にまんまとうまくいき、北朝鮮は代替軽水炉(発電所の建設)と重油(完成までの火力発電用)を手に入れた。 それを、クリントンと同じ民主党のオバマ大統領に対しても「もう一度」、というのが北朝鮮の狙いだ。だから、前にも言ったように「ラブレター」なのである。 北朝鮮は、日本円にして何百億円といったカネを投じてミサイルを開発し、国民が飢えに苦しんでも、どうということがない国。文字通り、失うものがない国なのだ。だから、あえて自分から態度を変える必要がない。たとえば、いま強硬路線を続けようが態度を軟化させようが、日朝国交回復も成立したときは、日本から数千億~1兆円というようなカネを引き出すことができるとわかっている。 だから、私たちは北朝鮮の一挙手一投足に右往左往する必要はない。まず、もっと落ち着くこと。そして、中長期の対北朝鮮戦略を立てることが肝心だ。 【了】
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