琵琶湖塾で思った事

昨日は琵琶湖塾で財部誠一さんに講師をお願いした。

財部さんの話は非常にわかりやすかった。

経済の立場から、マスコミの情報のいい加減さを痛烈に指摘した。

例えば、麻生太郎元首相は2009年の景気を100年に一度の不況だと言った。

こういう情報が新聞にもテレビにも氾濫した。

ところが半年もたつと「底を打った」という情報が強くなった。

半年で底を打つなんて不況は、100年に1度などであるはずがない。

或いは、アメリカのサブプライムローンが破綻して、リーマンブラザーズが倒産した。

これを資本主義の破綻だとする意見が強まった。

だが財部さんは、こんなのはバブルがはじけたにすぎない、と言った。

とにかくマスメディアは、情報を誇大に報じ、また、悲観論が強い。

財部さんが就職して証券会社を辞めたのは、その証券会社が無茶苦茶をやっていて、将来必ず大問題になる、と、強く感じたからだと言った。

彼が辞めて10数年後、それは現実となった。

とにかく、先が見にくい時代である。

戦後長い間、私達はより豊かな生活がしたい、より豊かな社会になりたい、と頑張ってきた。

しかし「より豊かに」という目標は、明らかに持てなくなった。

今年、成人を迎えた若者達はバブル時代を全く知らない。

彼らが物心ついた時には、日本は不況で展望が見えなかった。

自分達の時代が親達の時代よりも豊かになるとはとても思えない。

収入が親達とくらべて増えるとも思えない。

そういう時代の生きがいとは何か。

何のために頑張るのか。

頑張る理由が掴めなくて、下手をすると草食系の人間になる。

新しい時代の生きる力をどう掴むか。

昨日の琵琶湖塾ではこの課題で盛り上がり、時間が大いに超過した。

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