書籍名:オフレコ!スペシャル
出版社:アスコム
ISBN: 978-4-7762-0583-8
発売日 2010年1月29日
定価 1470円(税込)

マスコミが伝えない、でも読者が知りたいニュースの本質、真相を徹底検証するという他誌にないコンセプトで、実販面でも堅実かつ確実な実績を残している田原総一朗責任編集『オフレコ!』のスペシャル版。今回は「2020年、10年後の日本はこうなる!」として、各界の第一人者に田原総一朗が直撃していきます!



オフレコ!スペシャル 発刊に向けて

10年後の日本、変化から創造へ ──「坂の上の雲」の先に何が見えるか?

この百数十年間、私たち日本人は「坂の上の雲」を目指して必死の格闘を続けてきた。そして、世界でも有数の高みに昇ったものの、その雲の中に入ってしまい、先を見通すことができずにいる。 日本は五里霧中どころか、雷鳴轟く厚い黒雲のなかにあり、乱気流にもまれ、漂っている。

問題は山積している。10年後の2020年、日本の人口は約1億2270万人になる。ざっと500万人も減るのだ。10年後の日本のGDP(国内総生産)はアメリカ、中国につぐ世界第三位。このとき中国のGDPは、おそらく日本の2・4倍ほどに達するだろう。(※人口予測は国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集(2009)」、中国のGDP予測はDreaming with BRICs: The Path to 2050, Goldman Sachs(2003)による。)

今回の『オフレコ!』を取材中、日本の「ポルトガル化」という言葉をしばしば聞いた。

大航海時代の先進国ポルトガルは、アジア、アフリカ、南米に広大な植民地を持ち空前の繁栄を築く。1543年、種子島に鉄砲を伝えたのはポルトガル船。1549年に鹿児島に上陸したフランシスコ・ザビエルに東洋へのキリスト教布教を依頼したのもポルトガル王だ。
しかし、現在のポルトガルは、ヨーロッパの端にある人口1000万余の小国にすぎない。日本も同じ道をたどるのではないかという危機感が募る。

2009年は、アメリカに史上初の黒人大統領オバマが誕生した。彼のキャッチフレーズは「チェンジ!」、つまり変革である。日本でも8月末の総選挙で、野党民主党が54年ぶりに自民党を破り、政権交代を実現した。日米ともに歴史的な「変化」の1年だった。だが、もはや変化に酔っている場合ではない。

2010年は「創造」の1年だ、と私は考えている。「変わる」から「創る」へと、ギアを切り替え、新たな一歩を踏み出すべきときが現在なのだ。

日本の周囲はどうなっているか?
中国は、09年の自動車販売台数でアメリカを追い越した。09年の輸出額でもドイツを追い越し世界一に躍り出た。10年中にGDPで日本を抜き、世界第二位の経済大国になることが確実な情勢だ。

中国の背を追うのはインドだ。2020年には、間違いなくアジアが世界の成長センター、世界でもっとも活気あるマーケットになる。アメリカもEUも商機を求めてアジアに殺到する。
日本企業も生き残りをかけて、アジアをはじめとする海外に拠点をどんどん移している。スズキはフォルクスワーゲンと提携してアジア市場を狙う。サントリーとキリンの提携も同じ動きだ。企業のアジア進出、というより日本脱出は、今後ますます加速するだろう。

二十一世紀の最初の10年は、明らかにアメリカが世界の中軸だった。日本は、もっぱらそのアメリカに輸出して経済を回していた。だが、次の10年では、アジアに大きくシフトしなければならない。
すると、たとえば自動車の価格は大幅に下落する。アジア市場のボリュームゾーン向けに、多くの製品がコストダウンを迫られるのだ。日本の企業は当然、アジアに出て低コストを追求しなければ、勝負にならない。

そんな経済潮流のなかで、人口が激減していく。日本は、今後10年をどのように生きればよいか?どうすれば、厚い雲から抜け出すことができるのか?そこで、今回の『オフレコ!』は、1冊まるごと10年後の日本についての特集を組んだ。日本を代表する目利き≠ニ私が自信を持って推薦する論客たちを、徹底的に取材して、討論を重ねた。

本書をお読みくだされば、時代の一歩先をいく情報を手に入れ、自らの創造力を大いに高めることができるはずだと、私は確信している。(田原総一朗 巻頭言より)

 




スペシャル対談 No.1  香山リカ(精神科医)× 田原総一朗

【こうなる!日本の社会】「成長」と「上昇」にしがみつかない生き方が定着する

『しがみつかない生き方』が40万部を超え、大ベストセラーとなった。著者である香山リカ氏は、少数派だった自分たちの主張が受け入れられ、 世の中が変化しつつある現れだと言う。 社会の問題が一人ひとりの心の問題として現れるのが精神科の現場。その現場とメディアの最前線とを鮮やかに行き来する精神科医の見た、「日本社会の現実」とは? 多様性が失われた10年の後にくる、これからの10年を聞く!


香山リカ(かやま・りか)
1960年、札幌市生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。学生時代より雑誌等に寄稿。本業の豊富な臨床経験を生かし、各メディアにおいて政治・社会批評、サブカルチャー批評など幅広い分野で活躍し、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だがサブカルチャーにも関心を持つ。テレビ番組にもコメンテーターとして多数出演。



スペシャル対談 No.2  水野和夫(三菱UFJ証券参与)× 吉崎達彦(双日総合研究所副所長)× 田原総一朗

【こうなる!世界経済】大激論! 経済成長「ゼロ派」vs.「2%維持派」 この10年で答えが出る

成長を前提とした近代という仕組みはもう破綻したのか?それとも、低くはあっても成長を維持することは可能なのか?これからの日本が進むべき道筋について、世界経済に通暁した2人の論客が激突した!


水野 和夫(みずの・かずお)
1953年生まれ。77年早稲田大学政治経済学部卒業。80年同大学大学院経済学研究科修士課程修了。八千代証券(現・三菱UFJ証券)に入社。98年金融市場調査部長。2000年執行役員。05年より現職。著書に『人はなぜグローバル化の本質を見誤るのか』(日本経済新聞出版社)、『金融大崩壊』(NHK生活人新書)などがある。

吉崎 達彦(よしざき・たつひこ)
1960年生まれ。一橋大学社会学部卒業後、84年日商岩井(現双日)に入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員、経済同友会調査役などを経て現職。新聞・経済誌・TV・ラジオ等で活躍中。また、自身のホームページ「溜池通信」では、アメリカを中心に内外の政治経済について鋭く分析したレポートを配信している。



スペシャル対談 No.3  堀江貴文(ライブドア前代表取締役社長兼CEO)×田原総一朗

【こうなる!新規ビジネス】ビジネスチャンスは雲の上より宇宙にあり!

ベンチャー起業家の枠を軽々と越えて、 一躍時代の寵児となった堀江貴文氏。2006年1月の衝撃的な逮捕から4年。 いまだからこそ明かせる事件の真実とは何か?また、卓抜したビジネスセンスを発揮する堀江氏が着眼する「未来のビジネス」とは何か?


堀江 貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年、福岡県生まれ。東京大学文学部中退。96年にオン・ザ・エッヂ(現ライブドア)を創業し、2000年に東証マザーズに上場させる。さらに近鉄バファローズ(現・オリックスバファローズ)買収やニッポン放送買収を仕掛け、05年には衆議院から立候補するなど、一躍時代の寵児となる。06年1月、風説の流布と偽計取引の容疑で東京地検特捜部に逮捕・起訴され、社長を辞任。同年3月、有価証券報告書虚偽記載の容疑で追起訴。現在は最高裁判決を待つ身である。



スペシャル対談 No.4  寺脇研(元文部科学省大臣官房審議官)×田原総一朗

【こうなる!日本の教育】いま変えた結果が出るのが10年後。新しい「公」が確立できれば未来は明るい

民主党政権で教育はどう変わるのか?なぜ国家戦略であるべき「教育」はないがしろにされてきたのか?「ゆとり教育」の推進役として批判を一身に浴びた、元名物官僚だから語れる、霞ヶ関の真相!


寺脇 研(てらわき・けん)
1952年、福岡市生まれ。東大法学部を卒業後、文部省に入省。広島県教育長、生涯学習局生涯学習振興課長、大臣官房審議官などを歴任。この間、中学生の業者テスト廃止に際して「ミスター偏差値」の異名をとり、「ゆとり教育」の推進者としてマスコミにしばしば登場する。2002年より文化庁文化部長。06年3月末、退職を準備していたところ、小坂憲次文科大臣の特命を受けて文科省に戻り、大臣官房広報調整官。同年11月に退官。
現在は、京都造形芸術大学芸術学部教授として教鞭をとる一方、教育から映画・落語評論まで、多岐にわたるジャンルで活躍している。



スペシャル対談 No.5  月尾嘉男(東京大学名誉教授)×田原総一朗

【こうなる!環境問題】地球は温暖化か寒冷化かすら不明。2020年に25%削減も「?」。日本だけが過酷な努力を強いられる

2009年9月、政権交替して間もない鳩山首相が温室効果ガスの「25%削減」を発表した。目標を実現するためには、経済界はじめ日本全体で多大な負担が予想される。なぜ日本だけが厳しい目標を課さなければいけないのか?そもそも地球は本当に温暖化しているのか?本当に地球環境は改善されるのか?環境問題の真実に迫った!


月尾 嘉男(つきお・よしお)
1942年愛知県生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。名古屋大学工学部教授、東京大学工学部教授、総務省総務審議官などを経て、2003年より東京大学名誉教授。コンピュータ・グラフィックス、人工知能、仮想現実、メディア政策などを研究。全国各地でカヤックとクロスカントリースキーをしながら地域の有志とともに環境保護や地域振興を応援。現在は世界各地の先住民族の叡智を紹介するテレビジョン番組を制作。



スペシャル対談 No.6  丹羽宇一郎(伊藤忠商事株式会社取締役会長)×田原総一朗

【こうなる!日本の企業】世界の“楽市楽座”になる

高い技術力で世界を席巻してきた日本企業。しかし、コモディティ化による価格競争に巻き込まれ、 かつての面影はなくなりつつある。この大激動期にあって、これから日本の企業が目指すべき姿とはいかなるものか?日本の展望はどうか?その答えを求め、丹羽宇一郎氏が待ち受ける伊藤忠商事本社に、田原総一朗が乗り込んだ!


丹羽 宇一郎(にわ・ういちろう)
1939年、名古屋市生まれ。62年、名古屋大学法学部を卒業して伊藤忠商事に入社。主として食料畑を歩み、98年に代表取締役社長に就任。多額の負債を抱えていた伊藤忠商事を、2001年3月期決算では過去最高の705億円の黒字を計上するまでに回復させた。「社長任期6年」の公約どおり、04年から会長となり現在に至る。



スペシャル対談 No.7  榊原 英資×竹中 平蔵×田原総一朗

【こうなる!日本の経済】21世紀の「開国維新」が生き残りのカギ

小泉内閣で「構造改革」を主導した竹中平蔵氏。大蔵省時代から「ミスター円」の異名をとる榊原英資氏。 日本を代表する二人のスペシャリストに、10年後の日本経済の行方を田原総一朗が直撃!「10年後の日本を明るくするビジョンはある!」と力強く語る二人の声に耳を傾けよ!


榊原 英資( さかきばら・えいすけ)
1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省入省後、ミシガン大学で経済学博士号取得。IMFエコノミスト、ハーバード大学客員準教授、大蔵省国際金融局長、同財務官を歴任。97年〜99年財務官を務め、「ミスター円」の異名をとる。慶応義塾大学教授を経て、早稲田大学インド経済研究所所長。2004年より高校生向けの合宿研修会「日本の次世代リーダー養成塾」を定期的に開き、日本の将来を担う人材の育成にも携わっている。

竹中 平蔵(たけなか・へいぞう)
1951年、和歌山県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、日本開発銀行入行。81年に退職。その後、ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを歴任。98年に「経済戦略会議」メンバーとなる。2001年には小泉内閣で経済財政政策担当大臣に就任し、金融担当大臣、経済財政政策・郵政民営化担当大臣、総務大臣などを務め、「構造改革」を主導した。現在は、慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長。



スペシャル対談 No.8  枝野幸男(民主党・衆議院議員)×河野太郎(自民党・衆議院議員)×田原総一朗

【こうなる!日本の政治】政権交代は頻繁に起きる。「成長重視」か「セーフティネット重視」かを選択するのは国民だ!

歴史的な政権交代がようやく実現した。政権の座を失った自民党は再生を必死で模索している。一方、大勝した民主党の政権運営も混迷している。政党はどう変わっていくべきなのか?党派党略を超えた、国民のための政治は実現するのか?自民党、民主党きっての論客2人が党派を超えて参集。党の明日を担うと言われる2人の本音に田原総一朗が迫った!


枝野 幸男(えだの・ゆきお)
1964年生まれ、東北大学卒業。弁護士。93年、当時初の公募による候補者として第40回衆議院議員総選挙に旧埼玉5区から日本新党公認で立候補、初当選を果たす。以来、当選6回。日本新党、新党さきがけを経て、民主党の結成に参加し、民主党では、政策調査会長や憲法調査会長を歴任。2009年、内閣府に設置された行政刷新会議の事業仕分けチームの統括役として活躍した。

河野 太郎(こうの・たろう)
1963年生まれ。米国ジョージタウン大学卒業。1996年10月20日第41回総選挙にて神奈川第15区で初当選。以来、当選5回。自民党ではしばらく無派閥、その後に宮澤派(宏池会)に所属。99年、父・河野洋平(元衆議院議長)に従い同派を離脱し、河野グループ(大勇会)に移る。総務大臣政務官、法務副大臣を歴任。2009年、自由民主党総裁選挙へ出馬するも、谷垣禎一に敗れた。



スペシャル対談 No.9  三木谷浩史(楽天株式会社代表取締役会長兼社長)×田原総一朗

【こうなる!ネットビジネス】楽天は世界一のインターネット企業になる!

インターネットショッピングモール「楽天市場」を開設し、ここまで育て上げた三木谷浩史氏にネットビジネスの将来像を聞く。なぜ楽天は成功できたのか? 大不況の中でも成長できる理由とは?10年後、楽天はどこへ向かうのか? 楽天の夢とビジョンを大公開!


三木谷 浩史(みきたに・ひろし)
1965年兵庫県生まれ。88年一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行。93年ハーバード大学にてMBAを取得。興銀を退職後、96年クリムゾングループを設立。97年2月エム・ディー・エム(現・楽天)を設立。同年5月インターネットショッピングモール「楽天市場」を開設。2000年には株式を店頭登録(ジャスダック上場)。その後、インフォシーク、楽天トラベル、楽天証券、楽天イーグルス、さらには銀行業等へと事業拡大を果たす。



スペシャル対談 No.10  茂木健一郎(脳科学者)×田原総一朗

【こうなる!日本人】しがらみにとらわれない“脱藩者!が日本を明るくする!

悲観論に覆われたいまの日本は、脳科学者の眼と脳にどのように映るのか?この状況を打破することはできるのか?閉塞状況の日本を「脱藩」する方法から、茂木流“野蛮人のススメ”まで、時代の寵児として大活躍する脳科学者と熱く語った!


茂木 健一郎(もぎ・けんいちろう)
1962年、東京都生まれ。85年に東京大学理学部、87年に同大学法学部を卒業。92年に同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程を修了し、理学博士となる。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所のシニアリサーチャー。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年、『脳と仮想』で第四回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。





中国から留学生として日本に来日、外国人ながらも起業に成功、さらに現在では中国ビジネスでも成功している宋文洲氏に、

●いま、日本で成功するなら、どうすべきか?
●華僑とビジネスする上で知っておくべきポイントとは?
●どうすれば中国で稼げるのか? 成功事例は?

他、田原総一朗が本音で徹底インタビュー!
2010年3月1日出版予定の書籍『中国人の金儲け、日本人の金儲け ここが大違い!』のスペシャル編集版を発売に先行して特別に公開!いま読めば、ライバルに先行できる!



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